2024-02-27 ヤマザキパン地獄のアルバイト13日目(4連勤の2日目)
今日は4人からお話を聞いた。
1人とても面白い人と出会った。
ヤマザキパンの従業員で抜群に面白い人だった。
昨日の夜はなんか寝付けなかった。
体を酷使したせいで全身の筋肉がこわばって体が緊張してしまってうまく寝付けなかった
肉体労働で体を酷使した時は熱いお風呂に浸かって、全身の筋肉の緊張を緩めてから寝るのがいいかもしれない
朝起きたらすごくバイトに行きたくなかった
まぁ、バイトに行きたい日なんて皆無なのだが
体がきついのはお金を貰って痩せるダイエットだと思って耐えている
心がきついのは心の修行だと思って耐えている
せめて場所が近いならいいのに
一応通勤手当出てはいるけどガソリン代に全く足りていないので通えば通うほどお給料は減っていく計算だ
山崎パンのアルバイトが終わった後に別のアルバイトをするとしたら、どこにでもあるチェーン店でアルバイトをしたいと思う
どこにでもあるチェーン店なら働き方がシステマチックに統一されているし、一度覚えたら新しいことを覚える必要もないし、どこにでもあるのでどこででも同じように働けるし、そんな理由だ
大和家なんか面白そうと思ったが、あそこは覚えることも多すぎる上におぼえる内容が特殊すぎてその店でしか使えないからなんか入りにくい
どこにでもあるチェーン店っていうのは1度覚えたらいろんな場所で全く同じように働けるのでアルバイト始めやすいと思う
またパワハラババアとパワハラデブスだと辛くて死ぬ程いやだけど、
そういうのを見て「他者に嫌われる要素」を観察して反面教師として学んで僕の成長の肥やしとなってもらおう
そういう意味でこれは人生のいい勉強だと思うことにした
パワハラをする人っていうのは、「パワハラをされる辛さを知らない人達」で、「パワハラされたことがない恵まれた甘っちょろい人生経験しかない人達」なんだろうな
されたことがないから平気でパワハラするんだろう
それにしてもあと5日かぁ
短いようで長いなぁ
あと少しで初志貫徹できる。
あと少しで「一切の妥協や諦めなど無く全てを耐え抜いてやり遂げた」ことになる。
今日は片道1:30の運転だった。
さらに歩いて10分。
往復4時間弱だ。
今後どんなアルバイトの仕事もここより遠い事は無いからもう何も怖くない。
今後やるどんな仕事よりここよりキツイ仕事は無いからもうどんな仕事も怖くない。
誤解されるかもしれないし悪くいうつもりも差別するつもりもないが、ここはいわゆる「最底辺の最低賃金の仕事」だ。
ここを耐え抜けて最後まで一切の妥協無くやり遂げられたらもはや何も怖くない。
そして今既に何も怖くなりつつある。
朝ごはん
薄皮たまごぱん(4個入り)2個 不味かった
ミニクリームパン(5個入り)2個
合計400キロカロリー
今日の仕事はいつもの番重取りだった。
いつもの一番慣れたやつだ。
今日は対面にシールを貼る係の女性の新人の派遣の人が来た。
聞いたら今日初めてらしい。
こんな話を聞いた↓
なんとか看護大学の3年生で、友人二人と一緒に初めて来てみた
実家暮らしだそうだが、お小遣いはもらえていないので自分のお小遣いのためにアルバイトに来た
フルキャストという派遣会社から単発で試しに来てみた
ヤマザキパンに来る直前にフルキャストの派遣で単発でドッグフードの工場に行ってみたそうだが、臭いがあまりにもキツくて一日で無理だった
それで他の派遣を探してヤマザキパンを見つけて試しに来てみた
臭いがパンのいい匂いなので、ドッグフードの工場よりはるかに良いだそうだ
僕は似たような話をヤマザキパンのワッフル焼き担当のおばちゃんから聞いたのを思い出して話した。
「ここで聞いた別の人の話で宗像のドッグフードの工場があったけど本当に嫌だったからここに来たという人がいました」
と。
そしたら、まさにそこだった
ドッグフードの工場の臭いは相当に辛くて嫌だった
それで時給はヤマザキパンと同じだった
ここまでは車で1時間かかった
あまりに車が混みすぎて初日の8:00集合に間に合わなく8:30に着いたが、特に怒られたりとかはしなかった
僕は直接応募の短期アルバイトなので通勤手当が出て7600円プラス通勤手当なのだが、派遣は通勤手当無しで8100円
アルバイトの目的は友人と遊ぶお金のため
どんなとこので使うのか聞いてみたら、
お寿司が好きで友人とスシローやジョイフルによく行く
たしかに両方とも友人と行って楽しむには最高かもしれない。
元々は別にメインでパン屋さんでアルバイトをしている
1日6時間
6時間立ちっぱなしで座れないけど歩いたりして動いてるから大丈夫
元々パン屋のバイトをしていたのでヤマザキパンにも入ってみようと思った
お昼ごはん
待ちに待ったランチパックピーナッツクリームがあった
ランチパックピーナッツクリーム(セブンイレブン限定)1.5袋
ランチパックチョコまみれ 1袋
合計750キロカロリー
お昼終わってから現場に戻ると、なんだか初めて行くめんな場所に連れていかれて初めてやる作業をさせられた
小さい容器を出されるので、それに砕いたナッツをひとつまみ入れるという作業だ
その作業を2時間7600個やらねばならないそうだ
その時、その小さい容器を出す人がとても面白い人で、山崎パンで出会った人の中で一番面白かった
いかにもベテランといった男性の方で、
聞いてみたら、山崎パンで40年勤めて、あと2年で定年だそうだ
他の人と違ってその人だけは帽子に金のラインが1本入っていた
工場内を色々と見たけど、帽子に金のラインが1本入った人はその人たった1人だった
その人は作業中にいろんな話をしてくれて、それがとても面白くて、僕もどんどん聞いてさらにどんどん話してくれてとても楽しかった
なぜ山崎パンに入ったか聞いてみた
元々は地元で一番だったリョーユーパンを希望していたが、学内選考で落ちて仕方なくヤマザキパンに入ったそうだ
当時は
「学がないやつは自衛隊かヤマザキパンしかない」
といった感じで頭悪くてもとりあえず山崎パンには入れるみたいな感じだったそうだ
山崎パンとしても
「学校の成績とか学歴とかは全く関係がなくて、とりあえずとてもきつい肉体労働なので体がきつくても辞めない人なら誰でもいい」
といった感じで選んでいたそうだ
永利(ながとし)さんという方だった
この方の言った言葉で特に印象に残ったことが二つあった
一つ目
「面白い仕事とか楽しい仕事というのは、仕事の内容で決まるものではない。どんな人の下で働くかだ」
嫌な人の下で働くと、どんな仕事でも嫌になって嫌いになる
どんな仕事の内容でも消極的になる
逆に楽しい人や面白い人や好きな人やいい人の下で働くのならばどんなにつまらない作業内容でも楽しんでできるし、褒められれば積極的に動けてより楽しくなる
そんな内容だった
まさにその通りだと思った
特に最近、パワハラを受けて心がげんなりしている僕にとっては身に染みる名言だった
確かに大切なのは何をするかではなく、どんな人の元で働くかが大切なのだ
2つ目
「世の中のみんなはお金の価値が分かっていない。
お金持ちやエリートは簡単にお金を稼げるから、お金の価値が軽くなってよく分からない事に湯水のようにお金を使ったり訳の分からない遊びに大金を使ったり身の丈に合わない生活や買い物をして破滅する。
例えば買春、官僚のノーパンしゃぶしゃぶ、ブランド物、宝くじ当たった人が家や高級スポーツカーを買うとか。
みんな簡単に大金を稼げるせいでお金の使い方が下手になる。
お金の価値が分からなくなっている。
お金の価値というのは、こういう作業を1時間やってやっとたったの1000円になる程度だ。
1000円の本当の価値はこういう仕事を1時間やるというものだ。」
そんな内容の話だった。
この話は僕にとって物凄く衝撃を受けた。
他の人から聞いてもこれ程衝撃は受けなかっただろう。
でもそれを僕に言った人は実際に一時間千円の仕事を40年も続けてきた人だった。
自分の中の適切なお金の価値の理解というものをこれほど明確に表現した人と初めて出会った気がした
あまりにも深くて真理をついたことを言うので
僕が
「永利さんの話、物凄く面白いです。もしかして、ヤマザキパンの社長とかが身分を隠して他の人と一緒に働いてるとかではないですよね?」
と聞いてみた
さすがに普通のベテラン社員で社長とかそういうのではないらしい
こんなにキツイ仕事を40年も続けてきた人の話というのは、これほどまでに核心をついて深く面白いものかと思いながら真剣に聞いたり質問したりしてた
聞く話はまるで40年の経験の結晶のようなそういう深い話ばかりでとても面白くてためになった
あまりにも話が面白くて楽しいので、長くてつまらない作業のはずが一瞬で過ぎ去ってしまった
VEMパンとペストリーについても教えてもらった
菓子パンは普通の菓子パンだそうだが、
ペストリーというのはパイ生地を練ったものを使った甘いパンだそうだ
普通パイ生地はシート状にして重ねていって形作るそうだが、ペストリーではその生地を練って形成したパンを作るらしい
VEMパンというのは手作りパンみたいなやつらしい
他の部署はレーンでの流れ作業だが、VEMパンは個人経営のパン屋さんみたいな感じでパンを手作りする部署らしい
ヤマザキパン系列でエトワールとか(あと2つの店聞いたけど忘れた)そういう手作りパンを作って焼いて売ってる店があるそうだ
そういう個人経営のパン屋さんみたいなパンを売る店に届けるためのパンを手作り手作業で作ってるそうだ
なのでたしかに力仕事がメインなので若い男性が多かったりする
しかし、例えばパンを三つ編みに形作ったりするような繊細な作業なんかは女性の方は得意なので、少人数女性もいるそうだ
永利さんは僕についても特異な雰囲気を感じとったらしく僕の仕事とかについて聞いてきた
なので僕が
「歯科大を卒業して国試浪人中です。恩師に『なるべくキツイ仕事を経験するべき。ヤマザキパンほど過酷できついバイトはないので行くべき』と言われて自分を鍛えるために2月だけ来てます」
と言ったら、さすがに驚かれた
「こういうところは本来学のない人が来るところだから驚いた」
みたいなことを言われて、
そんな人40年で初めて見たみたいな感じで言われた
僕が真剣に楽しそうに話を聞いたり、熱心に質問したりしていたので、特異に感じたようだった
この永利さんから聞いた言葉はずっと心に残る気がしてる。
その後は僕は元いた仕事に戻ったが、作業中しながら永利さんの言葉をずっと考えて頭の中で聞いた内容を咀嚼して理解を深めていた。
僕はこんなことを考えた
「大金を簡単に稼ぐとお金の価値が下がる。これは自分の中でのインフレだ。持ってるお金の数字は変わらないけど、自分の中でインフレすると、持ってるお金の価値は下がって貧乏になる。
ならケチになればいいかと言うと、行き過ぎたデフレはそれはただの守銭奴かドケチになるだけだ。
自分の中のお金の適切な価値のバランスが大切なのだ。インフレすぎてもデフレすぎても自分の資産の価値は減るだろう。インフレだと数字上の大金を持っていたとしても総資産の価値は激減するし、デフレが過ぎると『使えない金は持ってないのと同じ』となってしまう。
その適切なお金の価値の感覚を体で覚え続けるためには、こういった1時間1000円の労働を少しづつでも定期的にやり続けて、自分の中のお金の適切なバランスの価値を体で認識し続けるのが良いのではないか?」
そんなことを考えながら作業した。
おかげで時間が経つのが早くて助かった。
もしかしたら歯科医師になれたとしても週に一回とか定期的にマクドナルドなんかで肉体労働するのが良いのかもしれない。
あまりに楽に大金を稼げくというのは逆に害になりうる。
例えば「宝くじに当たった貧乏人」のように。
あまりに苦労せずに稼いだ大金だと自分の中でのお金の価値が激減して、お金の価値が狂って訳の分からない金の使い方をするようになってしまいかねない。
作業の合間でのイチゴのヘタ取りで女性2人と一緒になったのでヤマザキパンにアルバイトに来た理由の話を聞いてみた。
1人は「遊ぶお金が欲しい。服とか美味しいものとか食べたい。」
だった。
もう1人は高校生で今春休み1年ほど働いてるとの事だった。
4月から看護師学校に通うらしく、入学でiPadが必要だそうなのでiPadを買うためにアルバイトしていると言っていた
親にはiPadを買うお金はないので、自分でアルバイトして買うようにと言われたそうだ
欲しいのはどんなやつか聞いてみたら、
iPad Air5で12万円くらいするらしい
ipad miniは学校がダメだと言ってるらしい
しかし、iPadに加えてiPad用のスマートキーボードとアップルペンシルも必要になるそうなので、全部含めると16万になる
残りどれ位か聞いてみたらあと2万円だそうだ
もうすぐ誕生日で、友人がカバーとフィルムはプレゼントしてくれるそうだ
高校生で勉強のためにiPadを買うためにこんなきついアルバイトを1年も続けるなんて、とても偉くて僕よりずっと立派だと思った
書きたかったことは全部書いたので
最後にいつもの今日の無料の試食パンを書く
ランチパックつぶつぶピーナッツ(セブンイレブン限定)
チョコまみれ入れちゃいました
てりやきマヨチキン
ツナマヨ
ソース焼きそば
オムそば風
白桃ジャムミルク
メロンジャムミルク
はちみつマーガリン
セブンイレブンイチゴジャムパン
クリームパン
カレーパン2個入り
ミニクリームパン
もっちりドーナッツカスタードホイップ
ミニストップ こくと旨みのカレーパン
ふっくらツナマヨネーズパン
ハムとコーンのピザパン
推しパン カレーパン