【歯科】ブラッシング法
何回やってもブラッシング法忘れてしまいます。バス法とスクラビング法しか覚えられません。
例題と参考文献を載せておきます。
忘れるであろう未来の自分がググったときにヒットするように。
麻布117-2B11
歯ブラシの脇腹を用いて、振動させないブラッシング法はどれか。1つ選べ。
aバス法
bフォーンズ法
cローリング法
dチャーターズ法
eスティルマン改良法
❌aバス(Bass)法は歯ブラシの毛先を用いる方法で、毛先を歯肉溝に入るよう歯軸に45度の角度で当て、近遠心的に数mmの範囲で微振動させる方法である。操作が難しいが、歯肉溝や歯頸部の清掃に適している。
❌bフォーンズ(Fone’s)法(描円法)は歯ブラシの毛先を用いる方法で、毛先を歯面に直角に当て、頰側では円を描くように描円運動、舌側では横磨きなどで前後に動かす方法である。振動はさせない。操作が容易で、小児でも習得しやすい。
⭕cローリング法は歯ブラシの脇腹を用いる方法で、毛先を根尖側に向けて、毛の脇腹を歯軸にほぼ平行に当て加圧しつつ、切端側に回転させる方法である。振動はさせない。操作は容易であるが、歯肉溝や歯頸部の清掃が難しい。
❌dチャーターズ(Charter’s)法は歯ブラシの脇腹を用いる方法で、毛先を切端側に45度の角度で当てて根尖方向に移動し、毛先が歯間部に入る場所で歯肉を圧迫振動させる方法である。操作が難しく、プラーク除去効果が低い。鼓形空隙の大きい患者に適用される。
❌eスティルマン改良(ModifiedStillman)法は歯ブラシの脇腹を用いる方法で、毛先を根尖側に向け、歯肉を圧迫振動させたあとに切端側に回転させる方法である。歯肉へのマッサージ効果とプラーク除去効果が同時に得られるが、操作が難しく、歯頸部のプラーク除去効果が低い。
口腔保健・予防歯科学 第1版 p.158
新予防歯科学 p.49,50